残したい日本の音風景100選…『宮城野のスズムシ』 耳に心地よく、心やすらぐ鈴虫の調べ 宮城野のスズムシ[ 虫 ] /宮城県仙台市 |
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仙台市宮城野区鶴ヶ谷中央公園 | |
![]() 写真提供:maririnさん。HPは こちら |
環境庁が認定した『残したい日本の音風景100選』と言うものが有ります。 宮城県関連では、 @宮城野のスズムシ 宮城県/仙台市 A広瀬川のカジカガエルと野鳥 宮城県/仙台市 B北上川河口のヨシ原 宮城県/石巻市(北上) C伊豆沼・内沼のマガン 宮城県/栗駒市(築館、若柳)、登米市(迫) が、認定されています。 ●スズムシの鳴声が良く聞ける場所は、宮城県民の森・高森山(Map)、 与兵衛沼公園(枡江の森)、鶴ヶ谷中央公園( Map) とされています。 そのうち、この頁では鶴ヶ谷中央公園を紹介します。 ●鳴声の時期 立秋過ぎから晩秋までの時期 生育地域は、南は九州から、北は、日本海側は秋田県、太平洋側は 宮城県が北限とされています。 |
それでは、何故北限のスズムシが、『日本の音100選』に選ばれたか? 江戸時代、仙台藩主・伊達家から将軍家へ鈴虫献上として『七振り鳴く宮城野の鈴虫』が送られ珍重され、昔から有名だったようです。 『七振り』とは… スズムシは一匹が鳴き出すと回りでも一斉に合唱を始めます。そして何回か鳴くとぴたっと止まってしまいます。 はじめリーと鳴き始め、リーンリーンと鳴き出しますが、このリーンの数が『振り』で、何回か?によって、何振りと呼んでいたようです。 普通の地域では4-5回のようですが、宮城野のは7回鳴くことから、この『七振りのスズムシ』の名前が付いたようです。 |
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秋の鶴ヶ谷中央公園・ひょうたん沼。 写真の奥に見える山が宮城県民の森で、右端の一番高く見えるところが高森山(106m)。 | |
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沼の東西両側には公園が整備されています。 | |
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■鶴ヶ谷中央公園の四季 | |
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鶴ヶ谷中央公園は、周囲が団地として整備された中に有りますが この一角は自然が良く残され、地域住民の憩いの場所になってい ます。 春には、桜が咲き… と言っても、ソメイヨシノは数える程しかなく仙台枝垂れ桜が綺麗で す。 数年前、ここを桜の名所にしようと100本ほどの桜の苗が植えられま した。何年か後には見事な桜を見ることが出来ると思います。 晩秋になると、冬の使者・雁や白鳥が飛来します。 |
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