太平洋の「貴婦人」日本丸
 太平洋の「貴婦人」と言われる『日本丸』が、宮城県石巻市の市制施行70周年記念・復元船サン・ファン・バウティスタ号進水10周年を記念
し平成15年10月17日石巻港に来訪、18日にセイルドリル(帆を張る訓練)が披露されました。マストに帆が張られるまでをご覧ください。
午後1時からのセイルドリルに先駆け、訓練生は柔軟体操で体をほぐし、いよいよ4本あるマストに集合です。
号令とともにいっせいにマストに登り、ヤード(桁)に到着。セイル(帆)をくくりつけているロープを外します。女性が10名参加しているとのこと
でした。メインマストの高さは海上から50mの高さとか…、目が回りそうなところに女性の姿も。
てきぱきと作業は進み、ロープが外れると甲板に下りてきます。いよいよ帆を張る作業ですが、船を安定させるため船首の三角の帆を二枚
張ります。
帆は、船の安定のため下のほうから張り始めますが、一番下の帆は、指揮の邪魔になるため一番最後に張るそうです。
先ず、下から二番目の帆を下から引っ張り広げます。続いて、下から3番目の帆を張りますが、これはヤード(桁)を上に引き上げて張ります。
同じように作業を繰り返し、一番上の帆は、半分帆を引き下げ、ヤード(桁)も半分上に引き上げて張ります。最後に一番下の帆を張り完成
です。美しい帆船の姿が現れました。この間、凡そ1時間10分ほど。二回目のセイルドリルで予定の1時間30分よりは早く完成です。
この後、20分ほど帆を張ったままにして今度は帆をたたむ作業が開始されるとのことでした。それにしても大変な作業です。
一番下の帆は、どれぐらいの大きさだと思いますか? 答えは百畳敷きの広さだそうです。これらの帆は、船上で手作りされ一式制作する
のに、5年を要するそうで(帆の寿命も5年)順次、交換しながら維持するそうです。
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